「若者実態把握調査」は、本ネットワークにおいて広島・岡山の若者と若者支援団体の実態を把握することを目的に3年をかけて対象や規模を広げながら調査を進めています。調査の主な対象は、①ネットワーク加入団体を利用する若者、②ネットワーク加入団体のスタッフです。2年目となる2024年度の予備調査では加入団体1団体を対象にアンケートとインタビューを実施しました。次年度はさらに規模を広げて調査を進めることで、地域全体の傾向を確認したいきたいと思います。
Q1あなたは、この団体がひらく場でどんなことをして過ごしていますか?


Q2あなたにとって、この団体がひらく場はどのような場所ですか?


Q3この団体がひらく場に行くようになって、変わったことがありますか?


スタッフから見た居場所に来る若者たちの変化
困っていても自分からは相談してこれなかった子たちも、信頼関係ができてくると「この人なら話してもいいんだ」と思ってくれて相談してくれるようになる。
この場で誰かの誘いがきっかけで新しいことにチャレンジできたことをすごく嬉しそうに話してくれた若者もいる。
今までできなかったからこそ、今楽しんでいるんだ、ということを感じた。
Q4この団体のスタッフとの関わりを通して変わったことがありますか?


スタッフの関わり方とそれによる若者の変化・影響について
一対一ではなくスタッフ複数で関わることで、自分が若者に「こういう道があるよ」ということを示すように、他にもたくさんの人がいろんな道を示してあげる。その中で本人が取捨選択し、変わっていけるのではないかと思っている。
関わり方もガンガン突っ込んでくる人もいるし、「ふーん」と聞くだけの人や、なんかできない大人もいたりする。「そういう大人がいるんだ」っていうのを知ってもらうことも大事なのではないかと思っている。
Q5この団体にかかわらず
あなたにはどんな場所があったらいいと思いますか?


自身の団体を利用している若者や、まだ出会っていない若者に対して取り組みたいこと、社会としてあったらよいなと思うことはありますか?
団体の活動を知らない若者がすごく多いということを改めて思っている。
自分たちがまだ出会っていない若者につながるために、その若者にすでにつながっている人たち(大人・支援者)とつながっていきたい。
他団体を紹介されるときに、若者が信頼しているスタッフが直接つながっている人や団体なら、若者も信頼しやすくなる、といったような繋がりが作れるようにまずは大人同士がつながっていくと、それを若者にもつないでいける。それが今利用している若者にも、まだ出会ってない若者にとっても良いのではと思っている。
上記のことができるようになるには自身の団体、地域、社会(行政)にどのようなことがあればいいと思いますか?
若者に関わっているスタッフの勉強会や交流会などもオンラインではなく、対面で会えることが大事。
人となりや、その場がもつ空気感を感じられる。実際に、いままでオンラインでやっていたが、リアルで会って初めて知る発見がある。だからこそ、対面でいろんな人に会える場があると良い。
ひろしま・おかやま若者サポートネットワークに貴団体が参加することで得られたものがあれば教えてください。
アンケートは今までの活動を振り返る機会になった。「居場所の時間ちょっと長い日作ってもいいかも」という話をスタッフ間で少ししていたが、場の運営については若者に意見をもっと聞く機会も作ってもいいかなということを、今回のアンケートを見て感じた。